2024追試第3問 問3 錯塩中のCoの含有率を求める問題 - 質問解決D.B.(データベース)

2024追試第3問 問3 錯塩中のCoの含有率を求める問題

問題文全文(内容文):
コバルト(Ⅲ)イオン$\ce{Co^{3+}}$は配位数$6$の錯イオンをつくり、塩化物イオン$\ce{CI^-}$、アンモニア $\ce{NH3}$、水$\ce{H2O}$はいずれも配位子として$\ce{Co^{3+}}$に配位結合することができる。ある錯塩$A$は、$\ce{Co^{3+}}$にこれらの配位子が配位結合した錯イオンの塩であるが、何がいくつ配位しているのかは不明である。そこで、A中の一つの$\ce{Co^{3+}}$に対していくつの$\ce{NH3}$が配位しているのかを調べるために、次の実験Ⅰ・Ⅱを行った。

実験Ⅰ $A$を$3.01\,\rm{g}$はかり取り、過剰量のシュウ酸に加え、$110\,\rm{℃}$で加熱して融解させた後、
大気中$650\,\rm{℃}$で十分に加熱した。

結果Ⅰ $0.964\,\rm{g}$の四酸化三コバルト$\ce{Co3O4}$(式量$241$)が得られた。

結果Ⅰより求められる、$A$中のコバルト$\ce{Co}$の含有率(質量パーセント) は何%か。
最も適当な数値を次の①~⑤のうちから一つ選べ。

$3.01\,\rm{g}$の$A$中の$\ce{Co}$はすべて $\ce{Co2O4}$に変化したものとする。
※図は動画内参照
単元: #化学#無機#大学入試過去問(化学)#共通テスト#遷移元素の単体と化合物#理科(高校生)
指導講師: ぺんぎん高校化学問題集
問題文全文(内容文):
コバルト(Ⅲ)イオン$\ce{Co^{3+}}$は配位数$6$の錯イオンをつくり、塩化物イオン$\ce{CI^-}$、アンモニア $\ce{NH3}$、水$\ce{H2O}$はいずれも配位子として$\ce{Co^{3+}}$に配位結合することができる。ある錯塩$A$は、$\ce{Co^{3+}}$にこれらの配位子が配位結合した錯イオンの塩であるが、何がいくつ配位しているのかは不明である。そこで、A中の一つの$\ce{Co^{3+}}$に対していくつの$\ce{NH3}$が配位しているのかを調べるために、次の実験Ⅰ・Ⅱを行った。

実験Ⅰ $A$を$3.01\,\rm{g}$はかり取り、過剰量のシュウ酸に加え、$110\,\rm{℃}$で加熱して融解させた後、
大気中$650\,\rm{℃}$で十分に加熱した。

結果Ⅰ $0.964\,\rm{g}$の四酸化三コバルト$\ce{Co3O4}$(式量$241$)が得られた。

結果Ⅰより求められる、$A$中のコバルト$\ce{Co}$の含有率(質量パーセント) は何%か。
最も適当な数値を次の①~⑤のうちから一つ選べ。

$3.01\,\rm{g}$の$A$中の$\ce{Co}$はすべて $\ce{Co2O4}$に変化したものとする。
※図は動画内参照
投稿日:2024.07.17

<関連動画>

【共通テスト】理論化学の計算問題を徹底解説する19分

アイキャッチ画像
単元: #化学#化学理論#化学反応の速さ#化学平衡と平衡移動#理科(高校生)
指導講師: カサニマロ【べんとう・ふきのとうの授業動画】
問題文全文(内容文):
(1)
単位格子の一辺の長さL(cm)の体心立方格子の構造をもつモル質量M(g/mol)の原子からなる結晶がある。
この結晶の密度がd(g/cm³)であるとき、アボガドロ定数$N_A(/mol)$を表す式として最も適当なものを、次の①~⑥のうちから一つ選べ。②/mol
①$\displaystyle \frac{L^3d}{M}$

②$\displaystyle \frac{L^3d}{2M}$

③$\displaystyle \frac{2L^3d}{M}$

④$\displaystyle \frac{M}{L^2d}$

⑤$\displaystyle \frac{2M}{L^3d}$

⑥$\displaystyle \frac{M}{2L^2d}$


(2)
エタノール$C_2H_5OH$の蒸気圧曲線を次ページの動画内図1に示す。
ピストン付きの容器に90℃で$1.0×10^5Pa$の$C_2H_5OH$の気体が入っている。
この気体の体積を90℃のままで5倍にした。
その状態から圧力を一定に保ったまま温度を下げたときに凝縮が始まる温度を2桁の数値で表すとき、[4]と[5]に当てはまる数字を、次の①~⓪のうちから一つずつ選べ。
ただし、温度が1桁の場合には、[4]には⓪を選べ。
また、同じものを繰り返し選んでもよい。[4]と[5]℃
①1
②2
③3
④4
⑤5
⑥6
⑦7
⑧8
⑨9
⑩0

補聴器に用いられる空気亜鉛電池では、次の式のように正極で空気中の酸素が取り込まれ、負極の亜鉛が酸化される。

正極 $O_2+2H_2O+4e^- → 4OH^-$
負極 $Zn+2OH^- → ZnO+H_2O+2e^-$

この電池を一定電流で7720秒開放電したところ、上の反応により電池の質量は16.0mg増加した。
このとき流れた電流は何mAか。
最も適当な数値を、次の①~④のうちから一つ選べ。
ただし、ファラデー定数は9.65×10⁴C/molとする。[8]mA
①6.25
②12.5
③25.0
④50.0
この動画を見る 

【この一本でバッチリ!!】反応速度を変える条件〔現役講師解説、高校化学、化学基礎、2023年度版〕

アイキャッチ画像
単元: #化学#化学理論#化学反応の速さ#理科(高校生)
指導講師: 3rd School
問題文全文(内容文):
反応速度
反応速度を変える条件について解説します。

1.0mol/L過酸化水素水10mLに少量の塩化鉄(III)水溶液を加えると、過酸化水素が分解して酸素が発生した。
また、過酸化水素の濃度は、反応開始から2分後に0.64mol/Lになった。
この間の過酸化水素の分解速度は何mol/(L・s)か。
また、酸素の発生速度は何mol/sか。
この動画を見る 

共通テスト(旧センター試験)過去問解説 化学 2016年追試 第3問 問5 硫酸鉄(Ⅲ)のモル濃度

アイキャッチ画像
単元: #化学#化学基礎2ー物質の変化#大学入試過去問(化学)#物質量と濃度#共通テスト#理科(高校生)
指導講師: ぺんぎん高校化学問題集
問題文全文(内容文):
濃度不明の硫酸鉄(Ⅲ) $Fe_2(SO_4)_3$、水溶液の濃度を求めるために、次の実験Ⅰおよび実験Ⅱを行った。
ただし、この溶液には硫酸鉄(Ⅲ)のみが溶質として含まれているとする。

実験Ⅰ この溶液$20ml$ をピーカーに採取し、濃アンモニア水を徐々に加えると沈殿が生成した。
さらに濃アンモニア水を加え、新たに沈殿が生じないことを確認した。

実験Ⅱ 実験Ⅰで生成した沈殿をすべて回収し、十分洗浄した後、耐熱性の容器に入れて空気中で$600℃$までゆっくり加熱した。
最終的に$160mg$の純粋な酸化鉄(Ⅲ)が得られた。
もとの溶液中の硫酸鉄(Ⅲ)の濃度は何$mol/L$か。
最も適当な数値を、次の①~⑥のうちから一つ選べ。

①$0.0050$
②$0.010$
③$0.020$
④$0.050$
⑤$0.10$
⑥$0.20$
この動画を見る 

【化学】原子量の定義から計算方法までを2分で解決!

アイキャッチ画像
単元: #化学#化学基礎1ー物質の構成#原子の構成と元素の周期表#理科(高校生)
指導講師: 理数個別チャンネル
問題文全文(内容文):
化学基礎を初めてやる人向け。化学基礎の用語で困っている受験生へ。
この動画を見る 

【式の作り方と計算をこの一本でマスター!?】半反応式の作り方と酸化還元滴定〔現役塾講師解説、高校化学、化学基礎〕

アイキャッチ画像
単元: #化学#化学基礎2ー物質の変化#酸化還元反応#理科(高校生)
指導講師: 3rd School
問題文全文(内容文):
化学基礎
半反応式の作り方と酸化還元滴定について解説します。
この動画を見る 
PAGE TOP