化学基礎演習2 食品中のタンパク質の定量 - 質問解決D.B.(データベース)

化学基礎演習2 食品中のタンパク質の定量

問題文全文(内容文):
食品中のタンパク質の量を調べるために,次の実験を行った。
ある食品2.0gを分解して生じたアンモニアを,0.20mol/Lの硫酸30mLにすべて吸収させた。残った硫酸を中和するには,0.20mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液が20mL必要であった。
分解により生じたアンモニアはすべてタンパク質に由来し,タンパク質中の窒素原子がすべてアンモニアに変換されたとして,1),2)に答えよ。
1)硫酸に吸収されたアンモニアの物質量は何molか。最も近いものを一つ選べ。
①2.0×10⁻³mol ②4.0×10⁻³mol ③8.0×10⁻³mol ④2.0×10⁻²mol ⑤4.0×10⁻²mol ⑥8.0×10⁻²mol
2)タンパク質に窒素原子が質量パーセントで16%含まれるものとする。この食品100gに含まれるタンパク質は何gか。四捨五入して値を整数で表せ。Nの原子量は14とする。
単元: #化学#大学入試過去問(化学)
指導講師: ぺんぎん高校化学問題集
問題文全文(内容文):
食品中のタンパク質の量を調べるために,次の実験を行った。
ある食品2.0gを分解して生じたアンモニアを,0.20mol/Lの硫酸30mLにすべて吸収させた。残った硫酸を中和するには,0.20mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液が20mL必要であった。
分解により生じたアンモニアはすべてタンパク質に由来し,タンパク質中の窒素原子がすべてアンモニアに変換されたとして,1),2)に答えよ。
1)硫酸に吸収されたアンモニアの物質量は何molか。最も近いものを一つ選べ。
①2.0×10⁻³mol ②4.0×10⁻³mol ③8.0×10⁻³mol ④2.0×10⁻²mol ⑤4.0×10⁻²mol ⑥8.0×10⁻²mol
2)タンパク質に窒素原子が質量パーセントで16%含まれるものとする。この食品100gに含まれるタンパク質は何gか。四捨五入して値を整数で表せ。Nの原子量は14とする。
投稿日:2024.08.28

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青山学院大学2020年度大問3 チャプター1
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問題文全文(内容文):
塩素系漂白剤に含まれる次亜塩素酸ナトリウム $NaClO$の濃度を求める実験について,以下の文章を読み,問に答えなさい。

塩素系漂白剤をホールピペットを用いてメスフラスコへ正確に $5.0mL$移し,メスフラスコに純粋な水を加えて $100mL$ に希釈した。
この溶液をホールピペットを用いてコニカルビーカーヘ正確に
$10mL$移し,純粋な水を約$100mL$加えた。
①そこにヨウ化カリウム$KI$を$1.0g,1.5mol/L$の硫酸$H_2SO_4$水溶液を$5.0mL$加えたところ,ヨウ素$I_2$が生じて溶液が褐色に変化した。
この溶液を,ビュレットを用いて$0.10mol/L$のチオ硫酸ナトリウム$Na_2S_2O_3$水溶液にて滴定した。
途中,試料溶液の色が薄くなったところで指示薬としてデンプン水溶液を少量加えると,溶液の色が青紫色に変化した。
この色が消えるまで滴定を続けたところ,総量$10mL$を要した。
ただし,ヨウ素$I_2$とチオ硫酸ナトリウム$Na_2S_2O_3$は,以下のように反応する。
$I2 + 2Na_2S_2O_3 →2NaI + Na_2S_4O_6$

問 1 下線部①の酸化剤と還元剤の反応を,電子$(e^{-})$を含むイオン反応式でそれぞれ答えなさい。

問 2 この塩素系漂白剤に含まれる次亜塩素酸ナトリウムのモル濃度は何$mol/L$ですか。
有効数字 2 桁で答えなさい。
ただし,漂白剤中で反応に関係するものは$NaClO$以外に存在しないものとする。

問 1
酸化剤:$ClO^{-} + 2H^{+} + 2e^{-} → Cl- + H_2O$
還元剤:$2I^{-} → I_2 + 2e^{-}$
※次亜塩素酸イオンの塩素原子の酸化数は$+1$であることに注意

問 2
問 1の半反応式より以下のイオン反応式が得られる。
$ClO^{-} + 2H^{+} + 2I^{-} → I_2 + Cl^{-} + H_2O$
これより,($ClO^{-}$の数) =($NaClO$の数) =($I_2$の数)※であることがわかる。
希釈前の漂白剤の次亜塩素酸ナトリウムのモル濃度$c〔mol/L〕$とすると,$5.0mL→100mL$にしていることから濃度は$20$分の$1$になっている。
また,ヨウ素$1$個と反応するチオ硫酸ナトリウムは$2$個なので,($NaClO$の数) =($I_2$の数)であることとあわせて,
$\displaystyle \frac{c}{20}[mol/L] \times \displaystyle \frac{10}{1000}L \times 2=0.10mol/L \times \displaystyle \frac{10}{1000}L$これを解いて,$c=1.0mol/L$

※補足 この問題では KI の式量が与えられていないため mol は計算できないが,次亜塩素酸
ナトリウムをすべて反応させる必要があるので,ヨウ化カリウムは反応に十分な量を加えている
はずである(そうでなければ滴定として失敗である)。
結果から、$\displaystyle \frac{0.1}{20}[mol/L] \times \displaystyle \frac{10}{1000}L =5.0 \times 10^{-5}mol,KI$の式量 166 から$\frac{1.0g}{166g/mol} \fallingdotseq 6.0 \times 10^{-3}mol$なので,十分な量の $KI$ を加えていることが確認できる。
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