単元:
#数A#大学入試過去問(数学)#場合の数と確率#確率#センター試験・共通テスト関連#共通テスト#数学(高校生)
指導講師:
福田次郎
問題文全文(内容文):
中にくじが入っている箱が複数あり、各箱の外見は同じであるが、当たりくじ
を引く確率は異なっている。くじ引きの結果から、どの箱からくじを引いた可能
性が対価を、条件付き確率を用いて考えよう。
(1)当たりくじを引く確率がである箱Aと、当たりくじを引く確率が
である箱の二つの箱の場合を考える。
各箱で、くじを1本引いてはもとに戻す試行を3回繰り返したとき
箱Aにおいて、3回中ちょうど1回当たる確率は ①
箱Bにおいて、3回中ちょうど1回当たる確率は ②
である。
まず、AとBのどちらか一方の箱をでたらめに選ぶ。次にその選んだ箱
において、くじを1本引いてはもとに戻す試行を3回繰り返したところ、3
回中ちょうど1回当たった。このとき、箱Aが選ばれる事象をA、箱Bが
選ばれる事象をB、3回中ちょうど1回当たる事象をWとすると
である。であるから。3回中ちょうど1
回当たった時、選んだ箱がAである条件付き確率はと
なる。また、条件付き確率ははとなる。
(2)(1)のとについて、次の事実(*)が成り立つ。
事実(*)
とのは、①の確率と②の確率の
に等しい。
の解答群
⓪和 ①2乗の和 ②3乗の和 ③比 ④積
(3)花子さんと太郎さんは事実(*)について話している。
花子:事実(*)はなぜ成り立つのかな?
太郎:とを求めるのに必要なと
の計算で、①,②の確率に同じ数をかけているからだよ。
花子:なるほどね。外見が同じ三つの箱の場合は、同じ数をかける
ことになるので、同様のことが成り立ちそうだね。
当たりくじを引く確率が、である箱、である箱、である箱
の三つの箱の場合を考える。まず、のうちどれか一つの箱
をでたらめに選ぶ。次にその選んだ箱において、くじを1本引いては
もとに戻す試行を3回繰り返したところ、3回中ちょうど1回当たった。
このとき、選んだ箱がAである条件付き確率はとなる。
(4)花子:どうやら箱が三つの場合でも、条件付き確率のは各箱で
3回中ちょうど1回当たりくじを引く確率のになっている
みたいだね。
太郎:そうだね。それを利用すると、条件付き確率の値は計算しなくて
も、その大きさを比較することができるね。
当たりくじを引く確率が、である箱、である箱、である箱
、である箱の四つの箱の場合を考える。まず、のうち
どれか一つの箱をでたらめに選ぶ。次にその選んだ箱において、くじを
1本引いてはもとに戻す試行を3回繰り返したところ、3回中ちょうど
1回当たった。このとき、条件付き確率を用いて、どの箱からくじを
引いた可能性が高いかを考える。可能性が高い方から順に並べると
となる。
の解答群
⓪
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
⑧
2021共通テスト過去問
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